日本語に戻らない!英語で考える習慣を作るための実践トレーニング5選
英会話を学んでいると、「日本語で考えてから英語に訳してしまう…」という壁に多くの人が直面します。
このクセがあると会話のテンポが遅れ、スムーズに言葉が出てこない原因になります。
そこで大切なのは「英語で考える習慣」を身につけること。
最初は難しく感じても、日常の小さな工夫を続ければ、徐々に英語をそのまま理解し、自然に口から出せるようになります。
目次
- なぜ日本語に戻ってしまうのか?
- トレーニング① 英語独り言を習慣にする
- トレーニング② 瞬間英作文で反射力を鍛える
- トレーニング③ 英語日記で「思考」を英語化する
- トレーニング④ シャドーイングで音声と意味を直結させる
- トレーニング⑤ 日本語禁止ルールで徹底的に英語環境を作る
- まとめ|小さな習慣から“英語脳”を育てよう
なぜ日本語に戻ってしまうのか?
日本人が英語を話すときに日本語を介してしまうのは、「母語に頼るクセ」が強く根付いているからです。
学校教育で「日本語→文法→英語」というプロセスを繰り返してきたため、英語を“外国語”として処理する習慣が残っているのです。
これを克服するには「意味を直接英語で捉える」経験を積むことが不可欠。
そのためには、意識的に日本語を介さないトレーニングが効果的です。
トレーニング① 英語独り言を習慣にする
最も手軽で効果的なのが「英語独り言」。
たとえば朝起きたときに「I feel sleepy. But I need coffee.」など、思ったことを英語でつぶやくだけでOKです。
ポイントは「正しい文法よりもスピード重視」。
多少間違っていても、自分の思考を英語に切り替えることが目的なので、細かい文法は気にせず続けましょう。
トレーニング② 瞬間英作文で反射力を鍛える
「日本語を見たら即座に英語にする」トレーニングです。
中学レベルの簡単な文を何度も繰り返すことで、日本語を経由せず英語が口から出るようになります。
例
- これはペンです → This is a pen.
- 昨日は忙しかった → I was busy yesterday.
短文を素早く口に出す練習は、会話中の“瞬発力”を鍛えるのに最適です。
トレーニング③ 英語日記で「思考」を英語化する
日常の出来事や気持ちを英語で書き残す「英語日記」もおすすめ。
たとえば「今日は友達とカフェに行った」→ “I went to a café with my friend today.”
文章を書くことで「日本語ではなく英語でどう表現するか」を考える習慣が身につきます。
スマホのメモやSNSを使って、1日3行からでも始めてみましょう。
トレーニング④ シャドーイングで音声と意味を直結させる
リスニング教材や映画のセリフを聞いた直後に、そっくり真似して声に出すトレーニングです。
これにより「英語の音 → 意味」がダイレクトにつながり、日本語を挟まずに理解できるようになります。
最初は短いフレーズから始め、徐々にスピードを上げていくのがコツです。
トレーニング⑤ 日本語禁止ルールで徹底的に英語環境を作る
最後のステップは「徹底的に日本語を排除する環境づくり」。
オンライン英会話や英語カフェに参加し、「日本語を使わない」と自分にルールを課すと、強制的に英語で考える習慣が育ちます。
また、スマホの言語設定を英語にする、SNSを英語圏のアカウントだけフォローするなど、日常的に英語を目にする工夫も効果的です。
まとめ|小さな習慣から“英語脳”を育てよう
英語で考える力は、一朝一夕では身につきません。
しかし独り言・瞬間英作文・日記・シャドーイング・日本語禁止ルールといった小さな習慣を積み重ねれば、確実に「日本語に戻らない英語脳」が育ちます。
大切なのは「完璧を目指さず続けること」。
今日から5分でもいいので、英語で考える習慣を始めてみましょう。