シャドーイングがズレる原因|1秒遅れで整える練習法
シャドーイングをしていると、
「だんだんズレてくる」
「途中で追いつけなくなる」
「最後は完全に崩れる」
こんな経験はありませんか。
実はそれ、能力不足ではありません。
やり方の設計がズレているだけです。
本記事では、
- なぜズレるのか
- なぜ同時にやろうとすると崩れるのか
- 1秒遅れで安定させる練習法
- 今日からできる具体的ステップ
を整理して解説します。
目次
シャドーイングがズレる本当の原因
ズレる理由は大きく3つあります。
① 処理が追いついていない
英語を「音」ではなく「意味」で理解しようとしすぎると、脳の処理が遅れます。
理解しようとする
↓
考える
↓
発話が遅れる
このタイムラグがズレの正体です。
② 先読みしようとする
「次なんて言うんだろう?」
これを無意識にやると、リズムが崩れます。
シャドーイングは予測ゲームではありません。
再現トレーニングです。
③ 同時発話を目指している
初心者が一番やりがちなのがこれです。
ぴったり同時を目指すと、ほぼ確実に崩れます。
同時にやろうとする落とし穴
同時発話は上級者向けです。
初心者〜中級者が同時を狙うと、
- 聞き取りが浅くなる
- 発音が雑になる
- リズムが崩れる
- 最後に破綻する
という状態になります。
英語処理は、
聞く → 保持する → 再現する
という流れで動いています。
この「保持」の時間がないと、崩壊します。
1秒遅れで合わせる練習法
ここが本記事の核心です。
なぜ1秒遅れが良いのか
1秒遅れは、
- 音をしっかり捉えられる
- 短期記憶に保持できる
- 安定して再現できる
というちょうど良い余白を作ります。
英語は「同時」ではなく、
わずかに遅れて正確にが正解です。
具体的なやり方
- まずは音源を普通に聞く
- 次に1フレーズ遅らせて発話する
- 焦らず一定の遅れを保つ
- ズレても無理に追いつこうとしない
ポイントは「遅れをキープする」ことです。
追いつこうとする瞬間に崩れます。
今日からできる具体的ステップ
STEP1:短い素材を使う
最初は10〜20秒で十分です。
長文は崩れやすく、練習効率が下がります。
STEP2:スクリプトを見ながら行う
最初は音の再現に集中します。
意味理解は後回しで構いません。
STEP3:速度を落とす
0.8倍速から始めるのがおすすめです。
速さより安定です。
STEP4:録音する
ズレているかどうかは、自分では分かりません。
録音すると、リズムの崩れがはっきり見えます。
まとめ
シャドーイングがズレるのは、才能の問題ではありません。
設計の問題です。
- 同時発話を目指さない
- 1秒遅れを意識する
- 遅れをキープする
- 無理に追いつかない
これだけで安定感は一気に変わります。
完璧に同時ではなく、
わずかに遅れて正確に。
ここを意識すれば、リスニング力も発音も同時に伸びていきます。
ズレは失敗ではありません。
上達の入口です。