口が追いつかない時の処方箋|音読→追い読みの段階表
英語を音読していると、
「頭では分かっているのに、口が回らない」
「音は聞こえているのに、発音が間に合わない」
そんな経験はありませんか。
特にシャドーイングに挑戦し始めた段階では、ほとんどの人が“口が追いつかない壁”にぶつかります。
しかしこれは能力不足ではありません。
順番を飛ばしているだけです。
この記事では、
- なぜ口が追いつかないのか
- いきなりシャドーイングが崩れる理由
- 音読→追い読みへ進む正しい段階
- 今日からできる具体的トレーニング
を体系的に解説します。
目次
なぜ口が追いつかないのか
口が追いつかない原因は、大きく3つあります。
- 音を正確に捉えられていない
- 短期記憶に保持できていない
- 発音の運動処理が自動化されていない
英語は「聞く→保持する→再現する」という流れで処理されます。
このうちどれかが弱いと、口が止まります。
特に日本語話者は“音の塊”で処理する経験が少ないため、単語ごとに分解してしまい遅れが生じやすいのです。
いきなりシャドーイングが崩れる理由
シャドーイングは「聞こえた瞬間に再現する」高度な処理です。
しかし、基礎段階を飛ばすと以下の状態になります。
- 聞きながら考えてしまう
- 口が動く前に音が次へ進む
- 焦って発音が崩れる
これは能力不足ではなく、段階不足です。
シャドーイングの前に音読の自動化と追い読みの安定化が必要です。
音読→追い読みの段階表
まずはこの順番で進めます。
STEP1:精読音読(止まりながらでOK)
- 意味を理解する
- 発音を確認する
- ゆっくり正確に読む
この段階ではスピードは不要です。
正確性を優先します。
STEP2:滑らか音読(止まらず読む)
- 止まらない
- つかえない
- 一定リズムで読む
ここで初めて「流れ」を作ります。
STEP3:追い読み(0.5〜1秒遅れ)
音声を流し、少し遅れて読む練習です。
同時にやろうとしません。
半拍遅れがポイントです。
これにより、
- 音を保持できる
- 焦らない
- 再現が安定する
STEP4:安定シャドーイング
追い読みが安定してから、徐々に遅れを縮めます。
ここで初めて“ほぼ同時”に近づけます。
今日からできる具体的ステップ
今日からできる実践法です。
- ① 同じ素材を3日間固定する
- ② まずは音読だけを徹底する
- ③ 0.5〜1秒遅れで追い読みする
- ④ 崩れたらSTEP2に戻る
重要なのは、
「戻る勇気」です。
追いつかないのに無理に進めると、悪い癖が定着します。
まとめ
口が追いつかないのは才能の問題ではありません。
段階の問題です。
- いきなりシャドーイングをしない
- 音読を自動化する
- 追い読みで安定させる
- そこから遅れを縮める
音読→追い読み→シャドーイング
この順番を守るだけで、口は確実に追いつき始めます。
焦らなくて大丈夫です。
正しい順番が、最短ルートです。