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リスニングで数字だけ落とす人へ|数の聞き取り矯正ドリル

リスニング

英語のリスニングでは会話の流れは分かるのに、数字が出た瞬間だけ急に自信がなくなる。

そんな悩みはありませんか。

相手の言いたいことはなんとなく理解できているのに、時刻・値段・年号・電話番号になると一気に聞き取れなくなる。

そして聞き返せないまま、曖昧な理解でやり過ごしてしまう。

このタイプのつまずきは、英語が苦手だから起きるわけではありません。

むしろ、ある程度聞ける人ほど数字だけが弱点として残りやすいです。

なぜなら、数字は文脈補完が効きにくく、音の識別・短期記憶・瞬間処理の3つが同時に必要になる情報だからです。

つまり、数字が落ちる原因は気合いや回数不足ではなく、数字特有の聞き方を知らないことにあります。

この記事では、

  • なぜ数字だけ聞き取れなくなるのか
  • 時刻・金額・年号でミスしやすい理由
  • teenとtyなど混同しやすい音の対策
  • 数字に強くなるための矯正ドリル
  • 今日からできる実践ルーティン

を、読者の悩みベースで分かりやすく整理していきます。

数字が聞き取れるようになると、英語全体の理解度は想像以上に安定します。

「なんとなく聞けるけど、肝心な数字だけ落とす状態」から抜け出したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

数字だけ落とす人によくある悩み

まずは、数字が苦手な人に共通する悩みを整理します。

実は、数字が聞き取れない人のつまずき方にはかなり共通点があります。

会話の内容は分かるのに、数字だけ聞き逃す

例えば、

Can we meet at seven thirty
The total is fifty dollars
It was built in nineteen ninety-eight

このような英文は、文全体の意味は分かっても、肝心の数字だけ曖昧になりやすいです。

数字以外は聞こえているため、自分でもなぜそこだけ落ちるのか分からず、苦手意識だけが残ります。

2と12、13と30のような近い数字で混乱する

数字が弱い人は、意味ではなく音の差を十分に拾えていないケースが多いです。

特に混同しやすいのは、

  • 2 と 12
  • 13 と 30
  • 14 と 40
  • 15 と 50
  • 16 と 60
  • 17 と 70
  • 18 と 80
  • 19 と 90

といった組み合わせです。

この違いを頭で知っていても、音で瞬時に識別できなければ実戦では崩れます。

聞こえても、頭の中で数字に変換する前に流れてしまう

これは非常に多い悩みです。

音としては一瞬入っているのに、

seven thirty
thirteen
two hundred and fifty

のような音を数字として確定させる前に、次の単語が来て処理が追いつかなくなります。

つまり、聞こえないというより、処理が間に合っていない状態です。

なぜリスニングで数字だけ聞き取れないのか

ここからは原因を深掘りします。

数字だけ落とす理由は一つではなく、いくつかの要因が重なっています。

数字は文脈で補いにくいから

普通の英単語は、前後の流れからある程度予測できます。

たとえば、レストラン、旅行、学校などの話題であれば、使われそうな単語はある程度絞れます。

しかし数字は違います。

five なのか nine なのか、fifteen なのか fifty なのかは、文脈だけでは確定しにくいです。

つまり数字は、前後関係よりも音を正確に拾う力が強く求められます。

数字は一瞬で処理しないと後ろが崩れるから

会話音声は待ってくれません。

例えば、

The meeting starts at six fifteen tomorrow morning.

この英文で six fifteen を聞き損ねると、その後の tomorrow morning まで処理が乱れやすくなります。

数字に引っかかった瞬間、脳の処理資源がそこに取られ、後ろの情報まで連鎖的に落ちていきます。

これが、数字一つのミスで文全体が聞こえなくなる感覚の正体です。

数字は音の違いが小さいのに、意味の差は大きいから

thirteen と thirty は、音の一部はかなり近いです。

それなのに意味は大きく違います。

13日と30日。
13ドルと30ドル。
13分と30分。

このように、小さな音の差が大きな意味の差につながるため、数字は特に精密な聞き分けが必要になります。

英語の数字を音ではなく日本語変換で処理しているから

英語を聞いた瞬間に、頭の中で日本語の数字へ翻訳していませんか。

例えば、

twenty-four → 24
four hundred → 400
nineteen eighty-six → 1986

のように、毎回頭の中で変換していると処理が遅れます。

本来は英語の数字を、音のまとまりとしてそのまま認識できる状態が理想です。

日本語変換を挟むほど、リスニングの速度についていけなくなります。

混同しやすい数字パターン

ここでは、数字リスニングで特にミスしやすいポイントを整理します。

まずは自分がどのタイプでつまずいているかを知ることが大切です。

teen と ty の聞き分け

最重要ポイントです。

13と30、14と40、15と50のような違いは、多くの学習者がつまずきます。

ポイントは、音の強さの位置です。

  • thirTEEN は後半が目立ちやすい
  • THIRty は前半が目立ちやすい

実際の発話では話者差もありますが、まずはこの強弱差を意識するだけでかなり改善します。

スペルではなく、音の山がどこに来るかに集中してください。

一桁と二桁の聞き間違い

two と twelve。
four と fourteen。
six と sixteen。

このあたりは、語尾まで拾えていないと崩れます。

前半の音だけで判断してしまう癖がある人ほど危険です。

数字は最後まで聞き切る習慣が必要です。

十の位と一の位の順番で混乱する

日本語では24を二十四とまとめて認識できますが、英語では twenty-four のように順番で流れてきます。

このとき、

twenty を聞いた時点で安心して、four を弱く流してしまう。

あるいは逆に、後半だけ拾って24なのか44なのか分からなくなる。

こうしたズレもよくあります。

百・千・万の単位で処理が止まる

three hundred
two thousand
ten million

このような単位語が入ると、一気に難しく感じる人も多いです。

理由は、数そのものではなく、桁構造の理解が追いついていないからです。

英語の数字は、単位ごとに塊で捉える意識が必要です。

時刻・金額・年号で崩れやすい理由

数字の中でも、特に実戦で困りやすい場面があります。

場面別に見ると、自分の弱点がかなり分かりやすくなります。

時刻が聞き取れない理由

時刻は、数字が連続しやすいのが難しさです。

seven fifteen
eight thirty
a quarter to nine

このように、数字だけでなく言い回しも混ざります。

しかも、予定や集合時間は会話で重要度が高く、聞き逃すと実害が大きいです。

時刻が苦手な人は、1時から12時までの基本表現をまとめて口に出す練習が効果的です。

金額が聞き取れない理由

金額は、数字に加えて通貨単位がつきます。

fifteen dollars
thirty-five yen
two hundred euros

ここで数字が曖昧だと、全体がぼやけます。

さらにセール、会計、買い物会話では数字が連発するため、一度崩れると立て直しにくいです。

年号が聞き取れない理由

年号は独特の読み方があるため、学校英語だけでは反応しづらいことがあります。

1998 なら one thousand nine hundred ninety-eight ではなく、nineteen ninety-eight のように読まれることが多いです。

2005 なら two thousand five。

2012 なら twenty twelve と言われることもあります。

このパターンを知らないと、聞こえていても意味として確定しません。

電話番号や住所が聞き取れない理由

電話番号は文脈補完がほぼ効きません。

一つでも落とすと全体の価値が下がります。

また、英語では double three や oh などの言い方も出てきます。

このあたりは、普通の会話リスニングとは別枠で練習する価値があります。

数字が聞き取れるようになる矯正法

ここからは改善策です。

数字に強くなるためには、ただ音源を何回も聞くのではなく、狙いを絞った矯正が必要です。

数字だけを独立して練習する

多くの人は、英文全体のリスニングの中で数字も一緒に鍛えようとします。

しかし、数字が弱点なら数字だけ切り出して練習した方が圧倒的に効率的です。

まずは、

  • 1〜20
  • 10刻みの数字
  • 時刻表現
  • 金額表現
  • 年号表現

を別々に練習してください。

数字を一般リスニングのついでに鍛えようとすると、苦手が埋もれて改善しにくいです。

聞き取る前に、自分で正しく言えるようにする

聞き取れない数字は、たいてい自分でも滑らかに言えません。

リスニングと発音はつながっています。

thirteen と thirty を自分で言い分けられないなら、相手の発音の差も拾いにくいです。

まずは口で再現できるようにしてください。

発音できる音は、聞き取りやすくなります。

数字は最後まで聞き切る癖をつける

数字が苦手な人は、最初の音で早めに判断しがちです。

thir が聞こえた瞬間に thirteen か thirty かを決めようとすると、精度が落ちます。

数字こそ、語尾まで待つ。

これが大切です。

焦って確定させず、最後の音まで聞く意識を持つだけでもミスは減ります。

桁を一つずつではなく、塊で処理する

2,450 を聞いたら、

two thousand / four hundred / fifty

のように塊で捉えます。

数字を1文字ずつ計算するように処理すると間に合いません。

英語の数字は、音のユニットとして覚えましょう。

数の聞き取り矯正ドリル

ここでは、実際に使いやすい矯正ドリルを紹介します。

大事なのは、闇雲に長くやることではなく、弱点ごとに短く鋭く反復することです。

ドリル1 teen と ty の聞き分け練習

まずは最優先ドリルです。

  • 13 / 30
  • 14 / 40
  • 15 / 50
  • 16 / 60
  • 17 / 70
  • 18 / 80
  • 19 / 90

この組み合わせだけを集中的に練習します。

やり方はシンプルです。

  1. 音声を聞く
  2. どちらか即答する
  3. 正解確認をする
  4. 自分でも真似して発音する

ポイントは、聞くだけで終わらず、必ず口でも再現することです。

ドリル2 1〜59を瞬間音読する

時刻対策として非常に効果的です。

1から59までを見て、瞬時に英語で言います。

例えば、

  • 8 → eight
  • 14 → fourteen
  • 27 → twenty-seven
  • 45 → forty-five
  • 58 → fifty-eight

この練習をすると、聞いたときの反応速度も上がります。

言えない数字は、聞き取りでも詰まりやすいです。

ドリル3 時刻だけを集中的に聞く

通常のリスニング教材から、時刻表現だけを抜き出して練習します。

練習例は以下です。

  • six fifteen
  • seven thirty
  • eight forty-five
  • ten past nine
  • a quarter to twelve

最初はデジタル型の時刻だけでも十分です。

慣れてきたら past や to を含む表現も広げていきます。

ドリル4 数字限定ディクテーション

これはかなりおすすめです。

普通のディクテーションは負荷が高すぎる人でも、数字だけ抜き出すなら取り組みやすいです。

やり方は、

  1. 音源を流す
  2. 聞こえた数字だけメモする
  3. スクリプトで確認する
  4. 間違えた数字だけ再度聞く

この方法なら、数字に注意を向ける習慣がつきます。

数字が弱い人には、全文書き取りよりずっと効果的です。

ドリル5 年号・金額・電話番号をテーマ別に練習する

数字はテーマごとに形が違います。

そのため、用途別に練習を分けると伸びやすいです。

  • 年号だけ10個
  • 金額だけ10個
  • 電話番号だけ10個
  • 住所や番地だけ10個

というように分けると、実戦での反応がかなり変わります。

今日からできる7日間の練習メニュー

ここでは、実際に何をどう進めればいいか迷わないように、短期メニューを作ります。

1日10〜15分でも十分です。

1日目 teen と ty の識別

  • 13 / 30 などのペアを聞き分ける
  • 自分でも言い分ける
  • 5セットほど反復する

2日目 一桁と二桁の区別

  • 2 と 12
  • 4 と 14
  • 6 と 16
  • 7 と 17

このような組み合わせで、語尾まで聞く練習をします。

3日目 1〜59の瞬間音読

  • ランダムな数字を見て即発話する
  • 詰まる数字をチェックする
  • 言いにくい数字を重点反復する

4日目 時刻だけ聞く

  • 時刻表現を10〜20個聞く
  • 聞こえた時刻を紙に書く
  • 最後に自分でも口に出す

5日目 金額だけ聞く

  • 買い物会話の数字に集中する
  • dollar や yen を含む音に慣れる
  • 金額だけメモする

6日目 年号だけ聞く

  • 1998
  • 2005
  • 2012
  • 2020

のような表現をまとめて聞きます。

年号は独特なので、別枠で慣れておくとかなり安心です。

7日目 実戦音源で数字だけ拾う

最後は普通の会話音源を使います。

ただし、目的は全文理解ではありません。

数字が出たらそこだけ拾う。

この意識で聞くと、数字感度が一気に上がります。

よくある質問

数字リスニングで悩む人が特に気にしやすい点をまとめます。

Q. 数字だけ苦手なのは、リスニング力が低いからですか。

必ずしもそうではありません。

数字は普通の単語よりも補完しにくく、精密な識別が必要です。

そのため、全体の理解力とは別に数字だけ弱点として残ることは珍しくありません。

Q. 数字を何回聞いても分からないときはどうすればいいですか。

その場合は、聞くだけではなく発音側に回るのがおすすめです。

自分で言い分けられない音は、聞き分けもしにくいです。

特に teen と ty は、口で対比練習すると改善しやすいです。

Q. ディクテーションとシャドーイング、どちらが効果的ですか。

数字に限るなら、最初は数字限定ディクテーションが効果的です。

理由は、何を聞けていないのかを可視化しやすいからです。

その後に、短い数字フレーズのシャドーイングを入れるとさらに定着しやすくなります。

Q. TOEICや英検でも数字対策は必要ですか。

かなり重要です。

Part1〜4の会話や説明文では、時刻・金額・人数・年号などが頻繁に出ます。

数字を落とすだけで正答率が下がることは多いです。

数字に強くなるだけで、スコアの安定感が上がる人は少なくありません。

まとめ

リスニングで数字だけ落とすのは、英語力がないからではありません。

数字特有の処理に慣れていないことが原因です。

特に重要なのは、

  • teen と ty を聞き分けること
  • 数字を最後まで聞き切ること
  • 時刻・金額・年号をテーマ別に練習すること
  • 数字限定ディクテーションで弱点を可視化すること
  • 自分でも正しく発音できるようにすること

この5つです。

数字は後回しにされやすいですが、ここを改善するとリスニング全体の精度がかなり上がります。

会話の流れは分かるのに、肝心な数字で落としてしまう。

そんな状態から抜け出すには、数字を普通の単語と同じように扱わず、数字専用の矯正を入れることが大切です。

まずは今日、

  • 13 と 30
  • 14 と 40
  • 15 と 50

この3組だけでも聞き分け練習をしてみてください。

その小さな積み重ねが、実戦での聞き取り精度を大きく変えていきます。