Onedayblog Written by TAO

文法気にしすぎ禁止!崩れても通じる英語の話し方

スピーキング

英語は「正しさより伝達」。

多少崩れても、意味が届けば会話は前に進みます。

このブログでは、文法に縛られずに通じる英語を話すコツを、実例・練習法・便利フレーズとともに解説します。

目次

なぜ文法を気にしすぎなくていいのか

日常会話はテストではなく、意思疎通の現場です。

正解より理解が優先されます。

ネイティブも省略・砕けた表現・文法的には不完全な言い回しをよく使います。

完璧さを追うほど、発話の瞬発力が落ちます。

会話は「スピード×内容×ノンバーバル」で成立します。

単語+語順の骨格だけで、意味は十分伝わります。

シンプル英語が最強な理由

難解な構文より、短く直球の文の方が認知負荷が低く、聞き手に届きやすいです。

語彙が限られていても、語順と強調で伝えられます。

ポイント

  • 一文は短く区切る。
  • 主語+動詞を最優先で出す。
  • 形容詞・副詞は後置で足す。
  • 時制は「今・過去・未来」レベルの大づかみでOK。
  • わからなければ一般動詞の現在形で逃げる。

「崩れても通じる」実例集

正:I went there yesterday.

崩:I go yesterday.

意味は「昨日行った」で通じます。

正:He isn’t here now.

崩:He not here now.

要点は「いま彼はいない」です。

正:I’m looking for a cheaper plan.

崩:I want more cheap plan.

「もっと安いプランがほしい」は伝わります。

正:Could you speak more slowly?

崩:Please slow.

ゆっくり話しての意図は届きます。

二語で押し切る伝達術

  • Bathroom, where?(トイレどこ?)
  • Card OK?(カード使える?)
  • Same again.(同じのもう一つ。)
  • Help please.(手伝って!)

聞き返し・言い換えのリペア術

聞き取れない時は、丁寧さより確実さを取りに行きます。

聞き返しの最短フレーズ

  • Again, please.
  • One more time.
  • Slower, please.
  • What do you mean?
  • Sorry, this part.(この部分だけもう一度。)

言い換えテンプレ(語彙が出ない時)

  • It’s like 〜.(〜みたいなやつ。)
  • Opposite of 〜.(〜の反対。)
  • For example, 〜.
  • You know, the thing for 〜.(〜に使うやつ。)

完璧じゃなくても刺さる定番フレーズ

暗記の負荷が低く、そのまま会話で使える表現をストックします。

  • Sounds good.(いいね。)
  • No worries.(気にしないで。)
  • That works.(それでいける。)
  • Let me check.(確認させて。)
  • Not sure yet.(まだわからない。)
  • Kind of.(そんな感じ。)
  • It depends.(場合による。)
  • Good question.(いい質問。)
  • Long time no see.(久しぶり。)
  • Take your time.(ごゆっくり。)

文法より会話力を伸ばす練習メニュー

1.独り言トレーニング(1日3分)

今していることを現在形で実況します。

例:I make coffee.

I go work now.

I’m late a bit.

語尾や時制が曖昧でも、発話の筋力がつきます。

2.瞬間英作文(中学レベルでOK)

日本語を見た瞬間、英語を口に出します。

最初は崩れても構いません。

スピード優先で反射を作り、徐々に正しさを上書きします。

3.影響の大きい100フレーズ周回

汎用性の高い100表現を毎日音読します。

脳に「出やすい道」を作るのが狙いです。

4.録音→見直し(週2回)

自分の英語を1分だけ録音します。

詰まった箇所を次回の練習テーマにします。

5.オンライン英会話は目的別

「雑談で慣れる日」「面接練習の日」などテーマを絞ります。

達成感が出やすく継続しやすいです。

メンタル設計:間違いを味方にする

完璧主義を外す三原則

  • 早さ>正確さ(まず出す)。
  • 短さ>長さ(短文で刻む)。
  • 通じる>美しい(理解最優先)。

「失点でなくデータ」思考

間違いは弱点の可視化です。

次に直せる情報が手に入った、という価値に変換します。

小さな成功の貯金

通じた瞬間をメモに残します。

週末に読み返して自己効力感を補充します。

よくある質問(FAQ)

Q1.時制が不安定でも大丈夫?

A.シーンの手がかりが多い会話では、時制の揺れは文脈が補正します。

まずは主語+動詞で意味を置きに行き、必要なら後から補足しましょう。

Q2.発音が悪いと伝わらない?

A.通じない原因の多くは「弱強のリズム」と「区切り」です。

単語より文のアクセントを優先して練習すると、伝達率が上がります。

Q3.語彙が少なすぎるのが心配。

A.言い換えテンプレ(It’s like〜、Opposite of〜)が強力です。

不足分は例示で埋めれば十分戦えます。

まとめ|勇気×継続が最強の近道

英会話は競技ではなく、共同作業です。

正しさより、伝える勇気を優先しましょう。

短く、速く、要点だけ。

崩れても、意味が届けば勝ちです。

今日から「文法気にしすぎ禁止」で、実戦回数を積み上げていきましょう。